【完結】禁色たちの怪異奇譚~ようこそ、怪異相談事務所へ。怪異のお悩み、解決します~
平凡な大学生、久保はアルバイトを始める。雇い主である冴えない中年・見藤(けんどう)と、長身美人の霧子に出会った。平凡な生活を送っていた――はずだった。
ある日、久保は『迷い家』に誘われ、危うく憑り殺される――寸前。なんと、久保を助けたのは見藤だった。
「怪異を相手に専門で仕事をしているものでね」
そう告げ、見藤は困ったように笑ったのだった。
久保が引き寄せたのは、死の運命さえも捻じ曲げる強運。彼らとの出会いが、久保を救った。
それから呪い、都市伝説、怪異――。人と怪異の境界に立つ見藤と共に、久保は強運を武器に、怪奇な事件に関わっていく。
人よりも先に怪異へ手を差し伸べる、見藤の秘密とは……? 徐々に明かされる、見藤と霧子の関係。――なんと霧子は人の世に紛れて暮らす『怪異』だった。八尺にも及ぶ巨体を持つ彼女は、見藤を守り続けていた。
さらには、霊感のある同級生や事務所のマスコット・猫又も加わって、久保の平凡な日常は形を変える。個性豊かな仲間達に振り回されながら、久保は怪奇な世界へ徐々に足を踏み入れていく。
日常と非日常、人と怪奇が交わるとき。久保は見藤の生き方を見て、何を思うのか――?
――ただの「怪異のお悩み解決」だけでは終わらない。怪異事件の傍ら幕を開ける、まじない名家の会合、見藤を名家当主として推す動き。
そして、生家との因縁劇。因縁を断ち切るために、見藤が下した決断は……?
明かされる、見藤が怪異に心を砕く「理由」。そして、人を憑り殺すはずの怪異・霧子は見藤だけは殺せなかった。鍵を握るのは疑似【黄泉戸喫(ヨモツヘグイ)】。人と怪異が同じ食卓を囲む、その意味とは――?
人と怪異、互いの愛情と執着が行き着く先とは――。
見藤が最後に解決した「怪異のお悩み」。それは「最愛の怪異・霧子の悩み」だった。
※人怖、ダーク要素が強めなオカルトホラー、オカルトミステリーなお話もあります。
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▼この作品は「カクヨム」にも投稿しています。
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