記憶を巡る『平安』物語 ~剣道中学生に宿る平安時代の記憶と、現代に甦る源平の因縁~
「君はまだ、前世を思い出していないんだね」 目の前の彼は敵か、友か――
「もはや、これまでか」
――西暦1185年、平安時代・壇ノ浦。軍を指揮した平知盛は、不思議な言葉を耳にする。
その彼の記憶は……魔物や神様のいる、ふぁんたじぃな日本に生きる中学生に刻まれていた。
◇
「僕」こと伊月 晃(いつき あきら)は、前世の記憶が一切ない、ごく普通な中学生として剣道に打ち込んだ生活を送っていた。今日は全国大会当日。準決勝を制した伊月が残すは決勝戦のみ……のはずが、決勝戦を目前に魔物が出現し、剣道の決勝戦は延期ではなく中止となる。
そこに現れた、決勝戦の相手でもある絶対王者・眞城(ましろ)。
「君は前世を思い出していないんだね」
初めて話すのに感じた強烈な既視感に違和感を覚えた伊月は、ここから新しい扉を開いていくこととなる。
そして突如として現れる魔物。覚醒前の晃は、どう対処していくのか。
(考えろ……今僕に、できることは)
「――脳、か……!」
「この勝負、兄気味の勝ち、じゃな」
人知れず暗躍する、謎の討伐隊、兄の秘密、そして――脳裏をかすめる『誇り高き武将』の記憶。
かつての因縁の相手、親しかった仲間、一族の縁。
彼らが現代で再びであった時に、どのような関係を築いていくのか――
バトル×友情×歴史×青春。
因縁と友情の狭間で、前世の英雄たちの記憶に揺さぶられる中学生たちの成長譚を、ぜひご覧ください。
※本作は『記憶と神巡る『平安』物語』の第三稿となります。
冒頭から少しずつ内容が変化しているので、前作を既読の方もぜひお楽しみいただけたらと思います。
※所々歴史上人物や史実等時代背景描写も出てきますが、史実と関係ない場合も多い、フィクション作品となります。
また、本作の登場人物たちが喋る、世界観紹介動画も公開しておりますので、よかったらぜひこちらもご覧ください✿
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