空想科学[SF]
マレキュラル・バディ ーZEROー
先日、危険を顧みぬ作戦行動についていけれないと相方からバディを外されたジェイク。
特殊部隊あがりの一匹狼を気取って所轄でも馴染もうとしないジェイクに、上層部は千ページからなる契約書を目の前に出してきた。
曰く、ジェイク警部補に相応しいバディを用意した、と。
その者はリサーチ能力に長けていて、実働を担うジェイクをサポートすべく公私にわたってオペレーションするという。ただし、骨伝導タイプのインカムだけで。
「AI? 機械での案内は必要ねぇ」
「いや、音声だけだが人間だ。隠密行動に優れていると数値が示している」
基本的に一人で動きたいジェイクには正直、最適な気はしていた。なにより、本人が遠隔にいるならば目の前に立たれることもない。
「ラジャー、ボス。他に希望者がいないんだろ?」
「ああ、残念なことにね」
なら迷うことはない、と既に相方がサイン済の隣に並べて書く。
「……エレナ? 女か?」
「分子工学の博士号をもっている知的な女性だったよ。写真だけみたがね」
「へぇ」
ドクター・エレナ・クリフトフ。
ドクターで十分だな。
ジェイクは必要最低限の情報だけインプットし、その場を去るのだが。
後にこの契約書を熟読しなかった事を後悔するのである。
本作は
秋月忍さま主催
『男女バディ祭』
XIさま主催
『読み合い企画』
参加作品です。
*無断転載を禁止します。
©️なななん2021
R15 / 残酷な描写あり / ハードボイルド / 近未来 / 超能力 / じれじれ / 恋愛も絡む……予定 / 男女バディ祭 / XIの読み合い企画 / ネトコン11
全9話完結
2022/12/25 20:17更新
33,228字 (3692字/話) 53%
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最終取得日時:2026/09/22 01:14
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