童話[その他]

星降る夜に落ちた子


あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。

ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。


いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!

世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。

足を滑らせたのです。
その先は、とても急な坂。

世羅は滑るように落ち、気を失いました。

そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。




気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。


冬の童話祭2022参加作品です。

よろしくお願いいたします。

異世界転移 / 青春 / 冬童話2022 / 家族とすれ違い / 魔法 / 女主人公 / ハッピーエンド / 初恋 / 精霊 / 流れ星
短編 2021/12/16 20:50更新
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最終取得日時:2024/05/04 01:07
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