異世界[恋愛]

契約結婚ですので、定時退勤させていただきます

過労死して、悪役令嬢エリーゼに転生してしまった。
華やかな舞踏会の夜、王子から婚約破棄を突きつけられる。

その瞬間、前世の記憶が戻ってくる。
社畜だった日々、辞表を書けなかった朝、倒れたあの会議室。

目の前の断罪よりも、胸を占めたのは違う感情だった。
──やっと、休める。
そこへ、辺境伯ギルベルトが契約結婚を申し込んでくる。

条件はただ一つ、家の体裁を整えるだけでよい。
差し出された契約書には、なぜか夜伽義務の条項が、先に線で消されていた。

辺境の屋敷で、私は毎朝、違う色の花束に迎えられる。
一度も、同じ色が重ならない。
そして、どの花も、私の誕生月にしか咲かないものばかりだった。

寡黙な夫は、多くを語らない。
けれど彼の指先は、私の知らない場所で、何度も迷う。
契約、のはずなのに。

この結婚は、本当に、体裁のためだけなのか。

ハッピーエンド / ざまぁ / 女主人公 / 悪役令嬢 / 婚約破棄 / 契約結婚 / 溺愛
全10話完結 2026/04/25 11:07更新
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最終取得日時:2026/05/13 12:07
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