ヒューマンドラマ[文芸]

僕は過去の自分に殺される

「あなたは未来の自分を殺すことが出来ますか?」

18歳の春、
僕の前に突然現れた人物は、僕にそう言った。

僕は言った。
「そんなの無理だ。自分が殺しに来ると分かっているのに、わざわざ殺されるはずがない」

僕は思った。
もしも未来の自分が、今の僕のようにクソみたいな人生を歩んでいるのだとしたら、僕は喜んで殺されるだろう。

だけど、もしも未来の自分が幸せな人生を歩んでるのだとしたら、僕は生きる事を選ぶだろう。

僕は未来の自分を殺しに行った。
未来の自分は僕に殺された。

なぜ僕は僕に殺される事を選んだのだろうか。

僕は本当に幸せではなかったのだろうか?

全ての答えは10年後に明かされる。

それは悲しくもあり、切なくもあり、幸せな愛の物語。

※2021年11月27日シリーズ化して彼女サイドのストーリー公開しました。

※こちらの作品は、一部修正して「ベリーズカフェ」サイトにも掲載しております

悲恋 / シリアス / 男主人公 / タイムトラベル / 恋愛 / 切ない
短編 2021/08/10 23:39更新
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最終取得日時:2024/05/15 01:19
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