異世界[恋愛]

後宮の月下美人〜容姿の美醜など、皇帝陛下の内面にある魅力の前では些細なことでございます。〜

 リーファは、自ら望んで後宮に輿入れした。

 かつて自身が命を救われた稀代の賢帝に、心を奪われていたから。

 しかし後宮に彼の方は来ない。
 醜姿の皇帝と呼ばれ、影で嘲笑されていることを……後宮の美女たちが抱かれたくないと思っていることを、おそらくは察しているから。

 だからリーファは、後宮に来た。

 貴方を慕う者はここにいるのだと、毎日文を送り続ける。

 正妃にはなれずとも、あの優しい皇帝の愛妾くらいにはなれると信じて。
 そして後宮の美女たちへ、彼の内面の魅力を伝えるのだ。
 

古典恋愛 / 日常 / ほのぼの / 女主人公 / 切なさ / 小学館FTノベル賞
全9話完結 2021/01/30 22:10更新
22,833字 (2537字/話) 39%
日間P
-
総合P
17,232
ブクマ
1,538
平均評価
9.25
感想数
36
レビュー
1
評価頻度
99.48%
評価P
14,156
評価者数
1,530
週間読者
170
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/04/19 01:35
※googleにインデックスされているページのみが対象です