歴史[文芸]
天竺よりも遠く
その教えは、天竺よりもなお遠い西の果てより奈良の都へともたらされた。
奈良・神護景雲三年。疫病が都を覆うなか、尼として悲田院を営む和気広虫のもとに弟・清麻呂が一冊の経典を持ち込んだ。
景教――遥かな西方から唐へと伝わった見知らぬ神の教えだった。
「病める者を救え」
その言葉は広虫の胸を強く打つ。
だが、経典にはもう一つの言葉があった。
「この教えに従わぬ者は、救われない」
その一節を前にしたとき、広虫の脳裏に浮かんだのは悲田院でともに生きる人々の顔だった。
やがて姉弟は、朝廷を揺るがす暗闘へと巻き込まれていく。
その思いを告げるため、二人は帝の御前へと向かった――。
シリアス / 和風 / 古代 / 奈良時代 / 天平文化 / 和気清麻呂 / 和気広虫
全9話完結
2026/03/20 17:00更新
11,469字 (1274.3字/話) 36%
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最終取得日時:2026/03/22 12:06
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