現実世界[恋愛]

余命宣告を乗り越えた幼馴染の愛が重い

俺の幼馴染は余命宣告をされる程の難病に冒されていた。小さい頃の俺は、幼馴染の病気の完治を祈り、彼女を励ますため、日夜彼女の入院する病院に通っていた。

弱気な彼女を励ますため、不器用な笑みを貼り付けて、俺は冗談交じりに彼女を何度も窘めていた。
彼女の容体は日に日に悪化していく。
俺は無力で、彼女に出来ることは何もなかった。

彼女の両親は、彼女の治療のため外国に旅立つ決意を固めた。

「また会おうね」

最後の俺の激励の言葉に、幼馴染は笑顔を見せるだけで返事をしてくれることはなかった。
多分、彼女は自分の死期を悟っていたのだ。
その後、俺達は二度と会うことはなかった。

なんてことはなかった。

高校生になり、病を治して帰国を果たした彼女は、死線を潜り抜けた影響か、病魔に苦しんでいた頃とは打って変わって、底抜けに明るい性格になっていた。
端正な顔立ちも相まって、彼女は一瞬でクラスの人気者になった。
一方俺は、クラス内に碌に友達もいない日陰者。

常に色恋沙汰の話題の中心の彼女の噂を聞く度、俺は自分と彼女が住む世界が違うことを認識させられるのだが……。

一度死にかけた彼女は、とにかく執着心が強かった。

ギャグ / シリアス / 青春 / スクールラブ / 難病 / 余命宣告 / 死線を超えたヒロイン / ヤンデレ
全5話連載中 2026/03/30 21:12更新
19,240字 (3848字/話) 44%
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最終取得日時:2026/03/31 12:05
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