異世界[恋愛]
低音ボイスであることが理由で婚約破棄されたことにブチギレた結果、勢いで王子に地獄を見せたはいいものの、正気に戻って冷や汗です
「愛してるよハギタ」
「私もですわ、ヘドヴァン様……」
なんなの、これは。
それはとある日のこと。目の前で行われてる行為に目を奪われながら、私ことラウザは驚愕していた。
婚約者である第一王子ヘドヴァン様に呼び出されて赴いた王宮。
到着した後、従者によりこの中庭へと通されたのだが、そこで待っていたのは、私の予想の外にある光景だった。
「ヘドヴァン様、私のほうがお姉さまよりずっといいでしょう? 私の方が、貴方のことをもっともっと愛しておりますもの」
「勿論だとも。もう私には、君のことしか考えられない」
私は婚約者を奪われたのだ。それも、血のつながった妹に。
私は妹に裏切られたのだ。長年ともに過ごしてきたはずなのに、婚約者にも裏切られた。
なんでふたりが楽しそうに笑っているのか、全く理解できない。脳が破壊される感覚で、心が壊れそうになる。
「ああああああああああああ!!!!!」
絶叫とともに、私はその場から駆け出したのだが……。
ネトコン12 / ギャグ / 女主人公 / ハッピーエンド / デスボイス / デスメタル / 骨伝導 / 超振動 / ファイヤー王子 / 断罪 / ざまぁ / 婚約破棄 / 追放 / R15 / 残酷な描写あり
短編
2024/05/24 06:00更新
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最終取得日時:2025/06/06 12:25
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