現実世界[恋愛]
雲に覆われた世界で二人は恋をする
何かしらの災害により、他者の存在が感じられなくなった社会は、AIの補助を受けて、静かに廻っていた。他者の姿は見えず、他者の声は聞こえず、他者の書いた文字も読めない。緩やかに崩壊していく社会。カフェで働く彼女は、AIの教本でしか見たことのない恋に憧れ、恋をしたいと思い続けて、誰にも声は届かないと知りながら、今日もAI経由で受け取った姿も見えない客のオーダーに、独り言をつぶやいていた。ある日、とびきり甘いカスタムのオーダーを見て、これは甘すぎる!と、別のカスタムをおすすめしたら、届かないはずの声が届き、姿の見えない客はオーダーを変更した。これは恋のはじまりなのだろうか。
ほのぼの / 未来 / 日常 / ハッピーエンド / 青春 / 人工知能
短編
2024/03/25 09:21更新
11,304字 34%
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最終取得日時:2025/05/11 12:26
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