アクション[文芸]

ぼくとわたしの生存戦略


【注意】グロ、攻撃的かつ残酷な表現、または性的不快感をもよおす表現が多く記載されます。読む際にはくれぐれもお気をつけください。


魔界と呼ばれる場所には魔物が生息している。
とはいえ環境や文化は人間のそれとさして変わらない。
何故か? 何故なら魔物はかつて人間の奴隷であったから。異世界より転生してきた人間はかつて「チート」とも呼称された凶悪な魔力によって魔物たちを無作為かつ無意味に虐殺、陵辱、虐待していた。欲深き彼らはついには神への領域を目指して魔界全土を完璧に侵略しようとした。
当然の事として魔物たちも反抗したが、人間側の圧倒的な魔力、科学力、兵力と残虐性凶暴性に戦況は悪くなるばかり。かくして魔物と人間の戦争は後者の圧勝に終わるかと、誰もがそう信じていた。

だが、そうならなかった。
戦争の終幕、絶対的な完結は未曾有の災害によってもたらされた。
終末にも等しい災いは人も魔物も平等に殺した。
災害が起きたのち毒性の強い魔力が伝染病のごとく広がる。結果、人間は全て「神様」と呼称される症状を発症。知性、理性、感性、善性や悪性などおよそ人間としての生物的個性を失い、ただ無作為に欲望に従うだけのおぞましい異形の化け物へと変容した。

一方魔物たちはどうなったか?
結論がら話せば彼らはとりあえずいくらかは生き残った。徹底的に「人間」として滅せられた人間と比べるならば、生存においては遥かに勝利を収めたと言える。
とはいえ戦争、差別や虐殺、支配や文化破壊による被害は尋常ならざるものであり、戦後から十数年あまり経過した新世界の現代でさえ完全に人間が支配していた世界、いわゆる旧世界における極限まで高まった科学文明ほどの利便性は取り戻せないままでいる。現在も文明の発掘作業が生き残った魔物族の学者や専門家によって進められているが、劇的な変化は得られているとは世論的に思われていない。

しかしながら人間の足跡を追うことによって魔物たちもようやく人理的な生活圏を得られるようになった。
人間の残した科学文明と魔物族が代々培ってきた魔道文化を組みあわせ、新世界の文明は人理を超えた混沌のようなそれへと変容した。
カオスの世界、そこに文脈を受け継ぐ「魔法使い」達がいる。
科学も魔道も、果ては戦争さえも飲み込む混沌の極地を求める輩ども。

これは魔法使いたちの物語。

R15 / 残酷な描写あり / ボーイズラブ / ガールズラブ / 異世界転生 / 異世界転移 / スプラッタ / サイバーパンク / キネノベ大賞7 / 魔法使い / もふもふ / ケモ耳 / ダーク / カニバリズム / グロテスク / シリアス / 女主人公 / ゴブリン / 魔女 / ほのぼの
全101話連載中 2022/12/10 09:31更新
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最終取得日時:2023/01/26 12:26
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