ヒューマンドラマ[文芸]

愛が無くなった時に残るものは

侯爵夫人アリエルは、夫ベックスに離縁届を差し出した。

二人は不仲ではない。
むしろベックスはアリエルを深く愛し、大切にしていた。
アリエルもまた、かつては夫を愛していた。

けれど、二人の間には問題があった。

夫を嫌いになったわけではない。
思い出も、感謝も、心配する気持ちも残っている。

けれど――それはもう、愛ではなかった。

「愛が無くなった時、残るものはお分かりになりますか?」

愛している夫と、愛を失った妻。
十年の結婚生活の終わりに交わされる、静かな離縁の物語。

R15 / シリアス / 西洋
短編 2026/09/07 03:24更新
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最終取得日時:2026/09/11 12:05
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