異世界[恋愛]
「婚約を断られた付与術師は、辺境で勝手に国を建てていました ~気づいたら侯爵様が押しかけてきたのですが~」
「ルーチェ・アルヴィス嬢、あなたとの婚約は本日をもって解消とさせていただきます」 言われた瞬間、前世が総務担当だった付与術師ルーチェが真っ先に考えたのは——今夜の夕飯のことだった。
悲しむ暇があるなら動け。それが前世から染み付いた本能。
翌朝、ルーチェは荷物をまとめて王都を出た。
目的地は、祖父から相続したままにしていた辺境の廃村。
現地は予想の三倍ひどかった。でも水脈はある。土は悪くない。
段取りさえ組めばなんとかなる。
婚約破棄された令嬢は、泣く代わりに付与術で井戸を掘り、畑を整え、家屋を修復し——気づけば廃村に人が集まり始めた。そして、ずっと遠くからこちらを見ていた人が、ある日馬を降りて歩いてきた。「お前のことが、好きだ」 辺境の侯爵は静かに言った。婚約破棄された日から、ずっと——見ていたのだと
R15 / 異世界転生 / 異世界恋愛 / 婚約破棄 / 付与術師 / 辺境 / 領地開拓 / 溺愛
全15話完結
2026/04/24 18:00更新
34,857字 (2323.8字/話) 40%
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最終取得日時:2026/10/13 12:13
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