現実世界[恋愛]

きっと、これから。

 優しい手つきで頭を撫でられた。幸せだと菜摘は思う。それが偽りだとしても。

「何かしたの?現実を嘆く以外に何かした?」
「…」
 何か言いたかった。言い返したかった。けれど言葉の代わりに涙が出そうになり、菜摘は慌てて堪えるために唇を噛んだ。

大学生 / 最低な男 / 両想い未満 / 甘さ普通~控えめ / 努力
短編 2015/02/11 13:50更新
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最終取得日時:2025/05/11 03:17
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