辺境でのんびり契約親子ライフ
転生したら王子様になった――異世界転生に《よくある設定》のように、私は《前世の記憶》を持って生まれた。
『国王の子とか、勝ち組では?!』と思ったが――母は国王の愛妾で、普通なら《国王の子》として公には認められない存在の私が王子と認められたのは、数百年ぶりに誕生した『王家の色』と云われる《黄金色の目》を持って生まれてしまったからだ。
だけど、髪の色が父とも母とも違う《赤い色》だったために父から《いない者》扱いされていたからか、母が病に倒れて亡くなると、使用人は仕事を放棄し、母に与えられた離宮を去る。
冷遇されている私、転生王子アレックス(5歳)の唯一の味方であった乳母が辞めさせられ――――思った。
『普通の五歳児は世話をしてくれる人が居なかったら死ぬぞ? それ(乳母)を奪うだなんて……正気か?』
『まあ、冷遇されてるし……私は 《不要》 ってことだよね』
『……居ても良いことなさそうだし――逃げるか、殺される前に』
――ってことで、乳母が教えてくれた【生活魔法】を基に、前世知識(オタク知識)を駆使して覚えた【変身魔法】等を使って祖国からトンズラぶっかました!
それから三ヵ月。隣国で【変身魔法】を使い、冒険者をしていたら――――ひょんなことから辺境伯と契約親子をすることになり……。
『城(離宮)で生活してた時よりも快適とは……?』
辺境でのんびり快適に過ごしてます!
◇◆◇
*ちょいちょい修正してます。
*基本、予約投稿です。
*自分の読みたいモノを書いてます。
*ヤマもオチもない、ぐだぐだな日常? 日々のなんちゃってファンタジー。
*主人公(五歳児)のセリフは基本平仮名なので、読み難いと思います。
*戦闘描写がほぼ無いので『ヒューマンドラマ』にした。
なのに、二十二話に戦闘描写? が……。アクション、ムズカシイヨー
*上により『R15』は保険じゃなくなった……。
*『残酷な描写あり』タグ追加。
残酷さ加減が分からないのは、相変わらず……
93,583字 (3899.3字/話) 23%