異世界[恋愛]

今日私は小さな嘘をつきます

次期王妃ロゼリーは、次期王であるセシアンの心をおもんぱかりこう言いました。

「セシアン様、実は私……好きな人がいるのです」と。

セシアンの心に別の誰かがいることを知っていたロゼリーは、そう言って大好きなセシアンの心の重荷を軽くするのです。そして、告げられます。

「ロゼリー、……私も好いておる者がいる」と。

三日後に迫った婚姻式と戴冠式。

「……今さら破棄はできない。私はロゼリーに酷なことを願うしかない。王妃になってほしい。そして、側妻を認めてほしい。ロゼリーの気持ちを犠牲にして、こんな願いを口にする私は情けない男だな」

ロゼリーは受け入れます。そして、孤高の王妃たるロゼリーの生活がはじまるのです。

健気な王妃の物語です。
短編のつもりで執筆しましたが、文量が多くなり二部に分けました。二部にて完結です。

王妃 / 王 / 恋愛ファンタジー / アカツメクサ / 孤高 / 指輪 / 花冠 / 嘘
全2話完結 2017/04/25 08:17更新
18,560字 (9280字/話) 54%
日間P
-
総合P
24,348
ブクマ
4,408
平均評価
8.97
感想数
50
レビュー
0
評価頻度
39.27%
評価P
15,532
評価者数
1,731
週間読者
110
日間イン
7回
ベスト
174位
最終取得日時:2025/08/21 02:00
※googleにインデックスされているページのみが対象です