異世界[恋愛]

その精霊は私のなので返却義務がありますけれど?上位や下位にこだわる元婚約者はそもそも選び取る権利も与えられていないのに偉そうに説教しないでください!身内が人質にされているから従っていただけですから

「婚約の契約破棄に伴い、契約違反と不義理による契約時の文言にしたがって、あなたに与えていたもの全てを回収します」
一言でということは無理だが言いたかったことを宣告すると周りはザワザワして「どういうこと?」と皆が困惑していく。
「な、ふざけるな!人の契約精霊を勝手に!」
「それは!私の!精霊だから!ですっ!お忘れかもしれませんが!昔も!今も!私のです!王命で!あなたが!召喚したように見せろと!い!わ!れ!ま!し!た!」
王子に婚約破棄された途端、今までの走馬灯が記憶が反芻していく。
涙が流れそうになったが我慢して今は人生の帰路だと拳を握る。
高位精霊を召喚した瞬間からありとあらゆる自由がガチガチに絡め取られて、精神的な自由も消失した。
王子が召喚できないからと高位精霊を彼が召喚したことにするように脅される。
両親はただの平民だったから争う暇もなく、王族の奴隷と成り果てた。
低位精霊しか出せないお前などいらないと言った彼はいずれ自分の言葉に囚われるのだろう。

異世界転生 / 女主人公 / チート / 魔法 / 日常 / ハッピーエンド / 婚約破棄 / 人質 / 令嬢 / 精霊 / 召喚 / ざまぁ / 脅迫 / 王子 / 横取り / 搾取
短編 2025/11/09 06:00更新
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最終取得日時:2025/11/14 12:05
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