異世界[恋愛]

「全部、無かったことにしたい」と言われたので、婚約破棄を無かったことにした。


 スティーナは婚約破棄を申し込まれて同意書にサインをした。

 エルネスティは喜んでお礼を言い去っていくが、その日の日付が変わるころ、婚約破棄は無かったことになった。

 翌日もスティーナの元へとエルネスティは訪れて同じことを繰り返す。

 繰り返せば繰り返すほど、エルネスティは徐々に追い込まれていく。

 スティーナは先輩の『君の魔法はむやみに使ってはいけないものだよ』という言葉が脳裏をちらついていたが魔法を使い続けた。

 なぜならばスティーナの中には、絶対に無かったことにはできないエルネスティとの因縁があったからだった。

女主人公 / 婚約破棄 / ざまぁ / もう遅い / 真性のクズ男
短編 2025/02/14 20:12更新
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最終取得日時:2025/03/13 12:06
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