ヒューマンドラマ[文芸]

仮初めの双子

結婚式が終わり嫁いできた夜に、夫となるサウジー・ターミレスが言った。

「僕は性的に人が愛せないんだ………だから悪いんだけど、夜は別々に寝たいんだ……………騙したようで済まない……………」

辛そうな顔で、部屋を去るサウジー。

初夜に1人、夫婦の寝室に取り残された妻となったリュシュナ。
どうやら、夫は他人に対して性的欲求をまったく抱かない無性者というものらしい。
幼馴染みだけど、恋愛感情も愛情も持ってくれている愛しい人。

私の両親が3か月前に事故で亡くなっても、彼の両親と共に私を支えてくれた優しい人。

彼の両親も親が亡くなった私を邪険にせず、娘のように慈しんでくれている。

1人娘の私の伯爵家に、ターミレス子爵家のサウジーが婿に来る予定だったので、お互いに益もあるものだ。

今の私には身近に頼る者もなく、断るという選択肢は無いも同然だった。

でも3年が経ったある日、子が産めないならサウジーが妾を邸に入れて子を産ませる許可が欲しいと、義両親と共に詰め寄る。

なんで? 無性者なのは嘘なの?
私とは子を作ろうとせず、いきなり妾って何なの?

更に酷い事態に巻き込まれるリュシュナだが………………

R15 / シリアス / ESN大賞7 / ザマア / 伯爵令嬢 / 復讐
短編 2023/10/05 20:17更新
11,528字 17%
日間P
-
総合P
354
ブクマ
4
平均評価
7.86
感想数
0
レビュー
0
評価頻度
1100%
評価P
346
評価者数
44
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2026/09/14 12:54
※googleにインデックスされているページのみが対象です