空想科学[SF]

朝、起きたら朝だった

 世界は割れた。
 終わりなき昼の世界と夜の世界。
 人々の文化は衰退し、原始的な生活を強いられる中、前世の記憶を取り戻した一人の漁師、セグ。
 前世の知識があるが故のギャップに悩み、変わらない朝日を眺めては何度も苦しむ。
 朝しか知らない妻のモニー。

「一緒に心中してくれと言って、誰がついて来てくれるの?」

 生へと繋ぎ止めてくれるその手を振り払ってでも、先に進むべきだとセグは考え始めていた。
 人類滅亡の分岐点に立ち、地球リングの裏側の黄昏を目指す。
 ──朝を終わらせるために。

男主人公 / 未来 / ディストピア / 天災 / 朝起きたら企画 / ポストアポカリプス
短編 2025/10/13 21:03更新
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最終取得日時:2026/10/06 12:26
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