文字置換で暗号化~異世界魔法帖、侍魔法創世記【表装】。俺が作り出した侍魔法言語は最強で、もはや解析不可能に近い~
俺は西向《にしむき》・重一《しげいち》。
世界のほころびに飲み込まれ、神に助けられた。
異世界転移して、授かったスキルは文字置換と翻訳スキル。
魔法呪文に使う魔法言語の性能の決め手は『神秘性』『規則性』『多様性』の三つ。
誰にも知られてなくて、複雑で、たくさんの表現がある、そんな言語が最強だ。
最初に出会った女性のフェアフェーレンに親切にされて、一緒に行動することになった。
日本語で唱える呪文は強い。
だが、最強ではなかった。
俺以外に日本語は知らないと思っていたのに、過去に異世界転移した日本人がいたらしい。
現地語で使用されているシャール語の元になったのは日本語らしい。
日本語は古代語として研究されていて、『神秘性』がそこそこレベルの言語らしい。
嫌がっているフェアフェーレンを彼女の婚約者にさらわれて、俺は戦い死にそうになった。
取り戻すためには最強の魔法言語を作るしかない。
異世界人である俺にとって最強の魔法言語など容易い。
翻訳と文字置換スキルを駆使。
英語+モールス信号+文字置換で、侍魔法言語を作り出した。
例を挙げると『籠城!! ほう、敵は籠城したか!! 謀反だ!! さっそく来たか!! さっ、一献。(笑) 水杯じゃ、勝って祝杯ぞ、はははっ。(笑) かっかっか!(笑) 誰ぞ、舞え!(笑) 』こんな感じ。
ちなみにこれはカエル『frog』の呪文。
「籠城して謀反発生かよ! おい乱世だな! その状況で大笑いはなに?! 舞なんかしてる暇ないだろ! あり得ないだろ! バカ殿かよ!」
こんな声が聞こえそう。
ランダム生成に近いからな。
俺の最強魔法言語を盗もうとする輩との戦いが今始まる。
敵は色んな手を使って来る。
ハニートップ、読唇術、スパイ魔法、毒、暗殺武術などの数々。
敵も手強いが、俺はもはや最強。
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