ヒューマンドラマ[文芸]

明けの明星

 夜間の空襲で、全てを失った普通の人の話。
 幼い頃、空襲で生き別れになった家族を避難先で待ち続ける少年の半生記。

 「いいか。もし、はぐれても探すんじゃない。神殿で落ち合うんだ」
 「迷子になっても、家族みんな、水の縁で繋がってるからね」

 「生きていれば、いつか、どこかで会えるからね」

 ぽつんと取り残された明けの明星を見て、あの夜、街を包んだ炎を思い出したが、涸れ果てた涙は戻らなかった。

 「すべて ひとしい ひとつの花」の外伝。
 半世紀の内乱中から本編の三年前までの話。

残酷な描写あり / オリジナル戦記 / 群像劇 / 現代 / ダークファンタジー / シリアス / 魔法 / 職業もの / 戦争 / 国家/民族 / 民族紛争 / 家族
全4話完結 2018/09/25 20:00更新
9,518字 (2379.5字/話) 31%
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最終取得日時:2025/06/05 02:13
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