【完結】マグノリアの花の咲く頃に第三部
ライティーザ王国の王太子宮には、新しい命が生まれようとしていた。王太子夫妻の子供だ。王太子アレキサンダーは、新しい命のためにも、己の理想とする国の有り方を目指し、布石を始めることにした。
内政や外交だけでなく、アレキサンダーは、身近にも解決したい問題を抱えていた。
アレキサンダーの乳兄弟であり腹心であるロバートに関することだ。
ロバートは、アレキサンダーに忠実で職務熱心かつ有能な男だ。先祖代々ライティーザ王家に仕え、多数の功績がありながら、爵位を持たない一族本家の男だ。アレキサンダーは、ロバートは先祖と自身の功績にふさわしい地位を得るべきだと考えていた。
ロバート自身も、向き合わねばならない問題を抱えていた。
第八章:誕生 ライティーザ王国アレキサンダー王太子の妃グレースも臨月を迎えた
第九章:王太子の視察 ライティーザ王国アレキサンダーは、国の将来のため、以前から問題になっていた地方への視察に赴いた
第十章:馬市 アーライル家を訪れたロバートとローズは、レオンに誘われ馬市へと出かけた
第十一章:生誕祭 ライティーザ王国アルフレッド国王の生誕祭で、グレースは「女の戦い」を宣言した。
本編完結しました。
第一部 https://ncode.syosetu.com/n9505gp/
第二部 https://ncode.syosetu.com/n5142gx/
第四部 https://ncode.syosetu.com/n2114hd/
後日譚集も完結しました。https://ncode.syosetu.com/s0695h/
フィクションです。実在の国、事件とは一切関係がありません。中世の欧州を基盤とした架空の世界です。身分制度があります。宗教もあります。物語の設定上のものであり、作者個人の思想との関連性はありません。
各章の幕間はシリーズで投稿しています。幕間も楽しみいただけましたら幸いです。
125,154字 (1986.6字/話) 46%