現実世界[恋愛]

陽炎のような、恋をした

初めて彼を見かけたのは、真昼の交差点。
事故にあったのか、血塗れで、虚ろな目をしたバリバリの地縛霊だった。

下手に同情して、厄介なことにはなりたくないと、気づかないふりをして、足早に通り過ぎた。

でも、彼がそこにいる理由を理解した時。

私は、彼に恋をした。
どうしたって報われることはない、悲しい恋を。

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とても短いお話です。
急に思いついて、どうしても書きたくなって。

報われない恋をする女の子の切なさが書けるといいんですが。

カテゴリー迷いましたが、強いて言うなら、悲恋かな、と。

タイトルが自分でピンときていなかったので変えております。

悲恋 / 日常 / ホラー / 切ない / ネット小説大賞八短編
全5話完結 2016/08/27 00:21更新
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最終取得日時:2024/04/29 03:22
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