童話[その他]
醜い姫の騎士と龍
昔々、あるところに、それはそれは美しいお姫様がいました。
「隣国の王子が、わたしと結婚したいと仰っているのですか?」
でも――
「あんな貧乏国の三男とか、世界が破滅しようとも無理です。おととい来やがれ」
性格は最悪でした。
そんな折、凶悪な邪竜がお姫様を攫いに来ました。
「グルルルァ! 邪竜が目を覚ましたぞ! 怯えるがいい、人間ども!!」
でも――
「へ、へ~い、か、彼女ぉ、お、俺様と一緒に、よ、よかったら、塔の上で、お、お茶でもしばかな~い?」
邪竜は、恋愛経験0なので、女性の口説き方がわかりませんでした。
攫われたお姫様を助けに来た騎士は、遊び人と噂されるような男でした。
「姫を助ける任、謹んでお受けしましょう」
でも――
「あぁ、姫……いや、フィオナ……君が好きだ、世界で一番好きだ……結婚して、君から『旦那様』と呼ばれることを目標に生きてる……俺の生存確率は、君からの愛情パーセントと比例してる……」
お姫様にぞっこんで、他の女性には興味がありませんでした。
コレは、そんな美しき姫とナンパ龍、純愛騎士が織りなす物語。
ギャグ / 人外 / ハッピーエンド / 龍 / 姫 / 塔 / 騎士 / コメディー / 魔物 / 西洋 / 童話
短編
2021/03/03 19:03更新
11,192字 50%
11,192字 50%
日間P
-
総合P
1,288
ブクマ
62
平均評価
9.09
感想数
5
レビュー
0
評価頻度
206.45%
評価P
1,164
評価者数
128
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/05/05 01:34
※googleにインデックスされているページのみが対象です