推理[文芸]
詩人にはなれない、もしくは何にもなりたくない
「――春もたけなわですね」
と、あたしは地面に横たわったまま、かたつむりが這うくらいの、のんびりした気分で言った。
新学期が始まったばかりの、高校の屋上。あたし(千瀬凛)と先輩(志坂律子)は詩を作るため、放課後の屋上にいた。あたしたちは、たった二人の文芸部なのだ。
そこであたしは、学校の壁に書かれた詩のことを話題にする。誰が、いつ書いたのかもわからないその詩は、文芸部の仕業だと目されているのだった。あくまで無関心な先輩を誘って、あたしたちはその犯人探しへとのりだす。
ちょっとした好奇心だったはずの、その探偵ごっこは、やがて一つの真実にたどりつくのだった。先輩についてのある秘密を巡る、一つの真実に――
これは、四つの物語。
詩人にも、何にもなれないあたしが、それでも何かになるための。
(22/3/24~22/6/17)
現代 / 日常 / 青春 / ホームドラマ / 高校生 / 文芸部 / 詩 / 四季 / 先輩 / 連作短編 / 暗号 / ハウダニット / 宝探しゲーム / ヘルマン・ヘッセ
全87話完結
2023/06/02 09:28更新
172,997字 (1988.5字/話) 39%
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最終取得日時:2026/04/01 12:43
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