異世界[恋愛]
転生したらまさかの婚約破棄?どうやら向こうは私を悪者にして有責にしようと目論んだが真実の魔法を使ってやった
「まだ認めないのですか?」「認められません。だって、事実無根だからです」決意を込めて、ズーラインを真っすぐ見つめた。そうだ、こういう時は感情的にならず、冷静に論破するしかない。前世で見たドラマや漫画の知識が今、役立つとは。頑張る。「まず、私がサリテルア様を突き飛ばしたとおっしゃいますが、いつどこで誰が現場を目撃したのでしょうか?具体的な日時と場所、証人の名前を教えてくださいね?」問いかけるとズーラインとサリテルア伯爵令嬢は顔を見合わせた。「それは……その……えっと……」ズーラインが言葉に詰まり、サリテルア伯爵令嬢は、さらに顔を真っ赤にして俯いてしまう。ふーん?「サリテルア様が怪我を負ったと伺いましたが、怪我はいつ、どのようにして負ったものなのか、医師の診断書はありますか?私に突き飛ばされたことが原因であれば、すぐに医師の診断を受け、証拠を残しているはずですよね?違いますか?まさかとは思いますけど……診てもらってないなんてことはありえませんよね?」畳みかけるように質問を続けた。正直、こんなことを言うのは心が痛むけど自分の身を守るためには仕方がない。すると、これまで黙って事の成り行きを見守っていた父が静かに口を開く「ズーライン殿。シチュリアの言う通りだ。事実に基づかない言いがかりでは婚約の破棄は認められない。もしシチュリアに非があるのであれば、明確な証拠を提示していただきたいですな。まぁ、言われずとも用意されているとは思いますが」父の言葉にズーライン様は完全に怯んだ。サリテルア伯爵令嬢はさらに顔色を悪くしていて青くなっていた。「あの……私、ちょっと気分が悪いので……」サリテルア伯爵令嬢が逃げるようにその場を去ろうとした。人を詐欺ろうとした人間の逃げ方である。
異世界転生 / 女主人公 / 魔法 / 日常 / 令嬢 / 婚約破棄 / 姉妹格差 / ざまぁ / 濡れ衣 / 冤罪
短編
2026/10/02 08:00更新
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最終取得日時:2026/10/04 12:05
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