異世界[恋愛]
その「円満な婚約解消」に、私は出席しておりません
王太子カシアンとの婚約解消が、「円満な別れ」として華々しく発表された。
長年の婚約者であるアウレリアも式典に出席し、王太子とその恋人ネリネを祝福したという。さらに、婚約解消に伴う補償まで自ら辞退したことになっていた。
だが、その夜、アウレリアは王都から遠く離れた侯爵領で、病に倒れた祖母に付き添っていた。
婚約に未練はない。王太子が別の女性を愛しているのなら、解消にも応じるつもりだった。
それでも――言っていない言葉を、言ったことにはさせない。
父の協力を得て正式な異議を申し立てたアウレリアは、国王府の実務官ユベールとともに、式典の入館記録、閉ざされた控室、偽造された声明を調べていく。
一方、王太子の恋人ネリネもまた、アウレリアが書いたとされる偽の手紙を渡され、自分に都合のよい言葉を用意されていたことを知る。
やがて開かれた王宮査問委員会。
自分は皆の名誉を守ったのだと言い張る王太子に、アウレリアは静かに告げる。
「その『円満な婚約解消』に、私は出席しておりません」
これは、婚約者を取り戻す物語ではない。
奪われた自分の言葉と人生を、自らの手に取り戻す侯爵令嬢の逆転劇。
女主人公 / 異世界恋愛 / 婚約解消 / 婚約破棄 / ざまぁ / ハッピーエンド
短編
2026/07/17 07:00更新
15,125字 44%
15,125字 44%
日間P
372
総合P
4,570
ブクマ
120
平均評価
7.84
感想数
6
レビュー
0
評価頻度
460%
評価P
4,330
評価者数
552
週間読者
6,761
日間イン
8回
ベスト
64位
最終取得日時:2026/07/25 12:06
※googleにインデックスされているページのみが対象です