現実世界[恋愛]

『返品不可』な幼馴染の二人

「いい乳してるね」
それが、俺たち幼馴染の朝の挨拶。

十年以上の付き合い。繋いだ手の温もりも、一緒に寝た布団の匂いも、全部「当たり前」の範疇だった。
だが、そんな平穏なぬるま湯を、夏樹が自らぶち壊しに来た。
「彼氏を作る。本気を出せば、すぐゲットだぜ!」

冗談じゃない。
俺の理性がどれだけの努力で保たれているのか、こいつは何も分かっていない。
他の誰かに触れさせるくらいなら、今ここで、積み上げてきた「幼馴染」という仮面を剥ぎ取ってやる。

これは、無自覚に誘惑する女と、その外堀を秒速で埋め尽くす男の、逃げ場なき生存戦略。
恋人? 婚約者?
いや、そんな生ぬるい関係じゃ足りない。

「逃げられなくなっちゃうよ?」
「こちらこそ、逃がす気はないよ」

一度手に取ったら最後。クーリングオフも、返品も、一切受け付けない。

※あとがきに「1年後のとある二人」を収録。外堀が完全に埋まった後の、救いようのない修羅場(ノロケ)はこちらから。

ハッピーエンド / 幼馴染 / 甘々 / 心理戦 / じれじれ / 両片思い
短編 2026/02/10 06:00更新
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最終取得日時:2026/10/14 12:18
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