ヒューマンドラマ[文芸]

ミランダの箱

ミランダは長年役所で地道に働き、女性登用の流れの中で昇進候補に選ばれたことで、自分の努力が報われたと感じていた。しかし「見栄えが必要」という理由で、若く美しい別の女性が、昇進した。

気晴らしに街を歩く中で、不思議な魅力と不気味さを併せ持つ箱を衝動的に購入し、それを毎日磨いた。やがて箱の二重底を見つけ、叶わなかった希望の象徴である推薦状を収めた。

その後、自分の代わりに昇進した女性が、同じ境遇の別の人物によって殺害された事件を知り、他人事ではない感情と「自分が代わりに殺されていたかもしれない」という恐怖と安堵を同時に抱く。

翌年、ミランダはついに正式に昇進し、周囲から祝福される。遠回りではあったが、それが自分の歩むべき道だったと受け入れ、今も箱を磨きながら静かに生きていく。

春チャレンジ2026 / シリアス / 女主人公 / 近代 / 昇進
短編 2026/04/05 09:14更新
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最終取得日時:2026/04/07 12:05
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