異世界[恋愛]

私の死を待つ皆様へ【連載開始/短編版】

「君との婚約は、白紙とさせていただきたい」

王宮侍医に余命半年と宣告された侯爵令嬢セレナは、その日のうちに婚約者から解消を告げられた。

涙は出なかった。だって私、どこも悪くないんですもの。

私には、自分の身体の異常だけは勝手に視えるという地味な力がある。その力が、今は完全に沈黙している。つまりあの診断書は——嘘。

王宮侍医ともあろう者が、なぜ嘘の死刑宣告を?

私が死ぬと、誰が儲かるのかしら?

診断に異を唱えたのは、国境帰りの無骨な軍医ただ一人。彼の机には、私と同じ書式の診断書の束——その持ち主は、全員、予言どおりに死んでいた。

ならば私も、予定どおりに死んで差し上げましょう。ただし死ぬ日取りは、こちらで決めさせていただきます。

嘘の余命を逆手に取った生き意地の張った令嬢が、自分の死で儲かる皆様に利息をつけてお返しするお話。スカッとざまぁと、カルテみたいに喋る軍医殿の溺愛を少々。

※6/14追記
連載版開始しました!
あとがきにリンク貼ってますので、気に入っていただけたら是非!

女主人公 / 西洋 / ハッピーエンド / 転生 / 婚約破棄 / 余命宣告 / 誤診 / 毒 / ざまぁ / 断罪 / 溺愛 / 軍人
短編 2026/06/11 19:02更新
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最終取得日時:2026/06/16 12:05
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