異世界[恋愛]

悪役令嬢に憧れて

「クラウディア、ただ今をもって、キミとの婚約を破棄する!」
「――!」

 国中の貴族が集う煌びやかな夜会の最中。
 そこで公爵令嬢のクラウディアは、婚約者であり、この国の王太子でもあるアレッシオから、突如そう宣言された。
 アレッシオには男爵令嬢のロレッタが、まるで恋人のようにしなだれかかっている。

「どういうことでしょうか殿下。わたくしと殿下の婚約は王家が決めた政略結婚。余程の理由がない限り、婚約を破棄するなど、いくら殿下でも許されることではございませんわよ」

 だが、クラウディアは凛とした姿勢を一切崩すことなく、真っ直ぐな瞳でアレッシオを見据えるのだった――。






「くうぅぅぅ~~~~!! やっぱり悪役令嬢はドチャクソカッコイイですわぁ~~~~」

 悪役令嬢小説のクライマックスとも言えるこの婚約破棄シーンは、何度読んでも胸がトキメキますわ!
 ――わたくしが悪役令嬢小説にドハマりしてから早や一年。
 この一年でわたくしが読んだ悪役令嬢小説は、優に百冊を超えます。
 この、どんな時でも決して焦らず、凛とした姿勢を崩さない悪役令嬢に、今やわたくしは畏敬の念すら抱いております……。
 いつかわたくしも、悪役令嬢になりたい――。
 ――いや、なってみせる!
 夢は願っているだけでは決して叶いませんわ!
 そうと決まったら、即行動ですわッ!

「悪役令嬢に、わたくしはなりますわ!!!!」

 声高に宣言したわたくしは自室を飛び出し、リビングに向かったのです――。

ネトコン14 / ギャグ / ハッピーエンド / 悪役令嬢? / 婚約破棄? / 幼馴染/幼なじみ / じれじれ / 溺愛 / ほのぼの/コメディー / 女主人公/一人称 / ライトノベル / 異世界恋愛小説 / 恋愛部門異世界
短編 2025/10/17 19:18更新
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最終取得日時:2026/04/03 12:14
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