歴史[文芸]
もしも桶狭間で今川が勝っていたら 〜戦国転移した僕の、焼かない国づくり〜
「もしも桶狭間で、今川義元が織田信長に勝っていたら――」
歴史学を専攻する大学院生・藤原圭は、その問いをゼミで口にした直後、戦国時代の駿河へと放り込まれた。時は一五五〇年。桶狭間の戦いの、十年前だった。
行き倒れかけた圭を拾ったのは、「東海一の知恵者」と呼ばれる軍師僧・太原雪斎。歴史を知る圭は、雪斎があと五年で死ぬことも、今川家がやがて滅びることも、すべて知っていた。
――歴史は、観察するものだ。決して、触れてはいけない。
そう自分に言い聞かせながらも、圭はどうしても、目の前で足掻く人々を放っておけない。統計で未来を読む偏屈な天才。実利で世界を見る廻船問屋の娘。重圧に潰されそうな次期当主。彼らと関わるたび、気づけば圭の口が動き、手が動き、うっかり漏らした「後知恵」が、少しずつ歴史の歯車を狂わせていく。
焼かず。殺さず。奪わず。
これは、戦国の世に紛れ込んだ一人の青年が、罪の意識に苛まれながら、それでも「もう一つの国」を築いてしまう物語。
AI直接使用 / 異世界転移 / 戦国時代 / 桶狭間 / 今川 / 織田信長 / タイムスリップ / 歴史改変 / 内政 / 主人公は歴史学徒 / 頭脳戦 / 軍師 / 恋愛あり / 成長 / 太原雪斎
全18話連載中
2026/08/30 12:00更新
43,234字 (2401.9字/話) 26%
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最終取得日時:2026/08/31 12:06
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