ヒューマンドラマ[文芸]
幸せボタン
――ん、なんだこれ。
朝、通勤中、駅構内を歩いていたとある男。彼はふと壁に小さな出っ張りを見つけた。立ち止まってよく見てみると、壁と同じ色で目立たなかったが、それはどうやらボタンのようだった。
「幸せ……ボタン?」
ボタンの横には、虫眼鏡で覗きたくなるような小さな文字でそう書かれていた。
彼は周囲を見回し、誰も自分に注目していないことを確認すると、そっと指を伸ばして押してみた。
「……何も起きないな」
未設定
短編
2024/10/07 11:00更新
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最終取得日時:2025/07/09 12:21
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