異世界[恋愛]

記憶喪失になった悪役令嬢と、記憶喪失になった「彼女」に寄り添う王子の話

「君の名前はノエル・ハーパーだ」
「君は17歳だ」
「君は東方の平民の娘で、特例でこの学園に入ってきた」
「君は一ヶ月前、学園で大怪我を負った」
「君と僕とは婚約者だ」

彼から何度言われても、真っ白になった私の頭は何も思い出すことはない。
思い出そうとすればするほど、強かに打ち付けた頭の傷の痛みがぶり返すだけだった。

「私」――ノエル・ハーパーは、頭に大怪我を負い、全ての記憶を失ってしまった。ノエルの婚約者であったというアーサー王子は献身的に付き添い、「私」が「ノエル」に戻れるように支えてくれている。だが、調べれば調べるほど、ノエルの意外な一面が見えてきて「私」は混乱する。果たして記憶を失う前のノエル・ハーパーとは一体どんな人間だったのか。「私」は調査を続けるが――。

R15 / 残酷な描写あり / ヒストリカル / 乙女ゲーム / 悪役令嬢 / ミステリー / 婚約破棄 / 断罪 / ざまぁ / 溺愛 / 女主人公 / 学園 / 記憶喪失
短編 2021/02/10 19:03更新
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最終取得日時:2024/04/18 01:33
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