歴史[文芸]
桜の花びら舞う夜に ~恋人と黒猫を追いかけたらなんとそこは幕末でした~
※逆ハーものではありません。
※当作品の沖田総司はSっ気強めです。溺愛系沖田がお好きな方はご注意ください。
◆◆◆
――私、ずっと知らなかった。
大切な人を失う苦しみも、悲しみも。
信じていた人に裏切られたときの、絶望も、孤独も。
自分のいた世界がどれほどかけがえのないもので、どんなに価値のあるものだったのか、自分の居場所がなくなって、何を信じたらいいのかわからなくて、望むものは何一つ手に入らない世界に来て初めて、ようやくその価値に気付いた。
――幕末。
それは私の知らない世界。現代にはあるものが無く、無いものがまだ存在している時代。
人の命は今よりずっと儚く脆く、簡単に消えてしまうのに、その価値は今よりずっと重い。
そんなこの世界で、私はあなたと二人、いったい何を得るのだろう。どんな世界を見るのだろう。
そして世界は、この先私とあなたが共に歩くことを許してくれるのだろうか。
運命は、私たちがもとの世界に帰ることを許してくれるのだろうか。
――いいえ……例え運命が許さなくても、世界の全てが敵になっても、私たちは決して諦めない。
二人一緒なら乗り越えられる。私はそう信じてる。
例え誰がなんと言おうと、私たちはもといた場所へ帰るのだ……そう、絶対に――。
R15 / 残酷な描写あり / 青春 / 史実 / 時代小説 / ミステリー / シリアス / 幕末 / 転移 / タイムスリップ / 沖田総司 / 吉田稔麿 / 新選組 / 純愛 / ネット小説大賞十感想 / W主人公 / ファンタジー
全82話連載中
2022/08/05 16:27更新
289,781字 (3533.9字/話) 36%
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最終取得日時:2025/08/07 01:42
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