現実世界[恋愛]

【絶氷の女帝】の異名を持つ氷海さんは、ガチャ運が死ぬほど悪い。でも、僕は異様にガチャ運が良く……。

「ひ、氷海(ひうみ)さん、好きです! 俺と付き合ってください!」
「……死ねばいいのに」
「ガハァ!?」

 とある高校の昼休み。
 二階の教室の窓からふと裏庭を見下ろすと、今日もクラスメイトの氷海さんにこっぴどくフラれた男子生徒が、地面に倒れて天を仰いでいた。
 これで今月だけで何人目だろうか……。
 だが、倒れた彼はどこか恍惚とした表情をしていることから、そっちの趣味がある人種なのかもしれない。
 だとしたらむしろご褒美なの、か……?

 氷海さんは氷のように冷たい威圧感のある言動と、世界三大美女を彷彿とさせるその容姿から、【絶氷の女帝】の異名を持つ、雲の上の存在だ。
 同じクラスというだけで僕とは神様とミジンコくらい住む世界が違うので、僕が氷海さんと関わり合うことは生涯ないと、この時は思っていた――。


※コラボ作品です。
【原案】しいたけ
【文】間咲正樹

スクールラブ / 青春/短編/日常 / 男主人公/一人称 / ライトノベル / 現実世界恋愛小説 / エンターテイメント / ほのぼの/コメディー / ショートショート / ラブコメ/ギャグ / 美少女/女子高生 / 現代(モダン) / 高校生 / 学園/学校/学生 / じれじれ / ハッピーエンド
短編 2023/01/27 21:05更新
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最終取得日時:2024/05/20 12:40
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