ローファンタジー[ファンタジー]

デポルブレイカー 〜怪物たちに殺され、何の因果か七歳に戻った俺は、今世では自分も国も使い潰して徹底的にやり返すと決めた〜

人間と同じ姿で社会に紛れ、金、身体、命、戸籍まで奪う存在。

掠奪種(デポル)。

社会は彼らの存在を知らず、法も彼らを定義していない。

そのため、彼らが起こした事件の多くは裁かれず、被害者だけが取り残されてきた。

三十五歳の久世恒一も、その一人だった。

守りたかった女性を救えず、自らもデポルに殺された。

だが、次に目を開けたとき、久世は一九九七年を生きる七歳の自分へ戻っていた。

チート能力はない。

怪物を出し抜く力も、圧倒的な才能もない。

残されたのは、前世の記憶。

暴力への消えない恐怖。

そして、やり直すための時間だけ。

久世は鍛えた。

法律を学んだ。

二度と奪われる側で終わらないために。

暴力で狩り、法律で追い詰め、やがて制度そのものを作り替えていく。

しかし、デポルのすべてが同じではなかった。

奪う衝動を抑え、人間として生きようとする者。

戸籍を奪い、他人の人生を乗っ取る者。

法の隙間に潜む者。

そして、彼らを利用して利益を得る人間たち。

何をもって人間と呼び、誰を怪物として裁くのか。

その境界は、久世が望んだほど単純ではない。

それでも、久世は止まらない。

警察が動けないなら、自分が動く。

今の法律で裁けないなら、法律を変える。

それでも足りないなら、国そのものを使う。

自分の身体も、築き上げたものも、最後には命さえ使い潰して。

やられた分を、徹底的にやり返すために。

これは、奪われた男が誰にも奪わせない国を作るため、自らも魔王と呼ばれる場所まで上り詰める物語。

R15 / 残酷な描写あり / 異世界転生 / ESN大賞11 / なろうフェス2026 / シリアス / ダーク / 男主人公 / 現代 / 職業もの / 超能力 / ハードボイルド / 逆行転生 / サスペンス / 社会派ダークヒーロー / 法律 / 政治 / 現代ファンタジー
全159話完結 2026/09/05 20:00更新
420,627字 (2645.5字/話) 24%
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最終取得日時:2026/09/21 12:14
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