現実世界[恋愛]

心のアイドルと崇めていたパン屋の店員さんが、推しのエロ同人作家だった!?

「いらっしゃいませ」
「――!」
まだ眠い目を擦りながら店内に入ると、焼きたてパンの香ばしい匂いと共に、いつもの店員さんがヒマワリのような笑みを向けてくれた。
俺の心臓がドキリと一つ跳ねる。
たったこれだけのことで、「今日も一日がんばるぞい!」という気持ちになるので、我ながら単純だなとつくづく思う。
俺はこのパン屋の店員さんのことを、密かに心のアイドルと崇めている。
この人がいるから、毎日の辛い仕事も何とか乗り越えられているのだ――。
――だが、まさかこの店員さんが、俺が推してるエロ同人作家であることを、この時は知る由もなかった。

ESN大賞6 / ギャグ / 日常 / ハッピーエンド / ラブコメ / 男主人公/一人称 / 現実世界恋愛小説 / 123大賞4 / ほのぼの/コメディー / 短編 / 現代(モダン) / じれじれ / サラリーマン / R15
短編 2022/10/21 21:04更新
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最終取得日時:2024/05/20 12:48
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