異世界[恋愛]

男爵令嬢と二人でイチャイチャしている婚約者に釘を刺したら、物理的に釘が刺さった!?

「はいアイヴァン様、あーん♡」
「あーん♡」

 ――!
 王宮の裏庭にある東屋。
 そこで公爵令嬢のルイーズは、今日も男爵令嬢のエリカとケーキの食べさせ合いっこをしている、婚約者のアイヴァン王太子殿下を見掛けた。
 アイヴァンはルイーズが何度釘を刺しても、一向にエリカとの逢瀬をやめようとしない。
 いい加減辟易していたルイーズだったが、その時――。

『ククク、よぉルイーズ。今日もイイ感じに、魂が濁ってるじゃねぇか』
「っ!」

 頭の中に直接、嫌味ったらしい男の声が響いた。
 この声の主は、自称悪魔のベルゼ。
 アイヴァンがエリカと二人で会うようになった辺りから、ルイーズの頭の中にたびたびベルゼからの声が届くようになっていたのだ。
 そんなベルゼはルイーズの心の鎖を解放するために、力を貸してくれるという。
 半信半疑でベルゼの話を聞いていたルイーズだっだが、試しにベルゼの言う通りアイヴァンとエリカに釘を刺したところ、物理的にも釘が刺さり……!?

ESN大賞6 / ハッピーエンド / ざまぁ / 女主人公/一人称 / ライトノベル / 異世界恋愛小説 / ショートショート / 短編 / ざまあ / 123大賞4
短編 2023/09/29 21:09更新
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最終取得日時:2024/05/09 12:20
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