ホラー[文芸]
『302号室は、水の部屋』
“水の部屋”は、ただ喉を潤す場所ではない。
それは、心のひび割れに染み入り、
記憶の穴に滲みこみ、
痛みの下にあるものを濡らすためにある。
でも――水に触れすぎれば、
人はやがて形を失い、
溶けて、戻れなくなる。
だから、жжが必要なのだ。
見守る者。
境界に立ち、渇いた者を沈めすぎないようにする者。
そして、美羽は今日も部屋の前に立つ。
「……お水、出ますよ。
ちょっとクセはありますけど。
気をつけて、使ってくださいね」
R15 / 残酷な描写あり / 夏のホラー2025 / ダーク / 現代 / 日常 / バッドエンド / 悲恋 / 水 / 乾きと潤い / 次の渇きは?
短編
2025/07/03 22:26更新
10,661字 28%
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最終取得日時:2025/07/06 12:06
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