異世界[恋愛]
王子は恋を知らなかった。
「恋とはどんなものだろうか」と王太子であるリチャードは口にした。
王家と公爵家の間で決められた婚約者であるアンナマリーに対して。
王族の責務はわかっていても、若いリチャードには恋愛というものに対する漠然とした憧れがなくもなかった。
そんな失礼と言ってもいい彼の問いに対して、アンナマリーは言う。
「それならば交流会を開いてみてはどうですか」と。
様々な身分の者と交流し、その中で例えば運命の出会いだとかがあるものか試してみては、と。
出会い以外の意義もあるからとリチャードは学園の入学式後に交流会を開くのだが、その結果は……。
青春 / 男主人公 / 西洋 / 近世 / 中世 / ハッピーエンド
短編 2023/05/26 05:47更新
5,791字 37%
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最終取得日時:2025/03/14 12:38
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