表面上とはいえこの世界は平和になった。至って平穏無事で退屈な日常を人々は送れるようになった。そんな平和が来たゆえに、一つの疑問が持ち上がってしまった。
今の世界に『勇者』は必要か否か
勇者とは
曰く。魔王を打ち倒す者
曰く。人類の希望
曰く。救世主
曰く。曰く。曰く
しかし、悲しいかな。魔王が死に世界が平和になって数十年。勇者に対する敬意も感謝の気持ちも人々にはなくなり始めていた。平和な世界に勇者はもはや不必要な存在となっていた。この世界に魔王はいない。故にこの世界に絶望はなく。だから希望も必要なく。救世主も必要とされないのだ
そして勇者は一通の書き置きと共に忽然と姿を消した

『旅に出ます。探さないでください by勇者』

これは役目を終えた勇者のお話。

※この作品は筆者が学生の頃に書いた作品です。折角なので投稿しました

全文表示

魔王が世界を滅ぼすと誰もが口にする。しかし、本当に実行するのは魔王ではなく軍なのだ。魔王を止めるのが勇者なら、魔王軍を止めるのは何なのだろうか。

※この作品は作者が学生の頃に書いていた物です。正直削除しようかと思いましたが、どうせなら少しでも見てもらおうかと思いました。

全文表示

小説書いてるなら、どうせならエッセイも書いてみた方がいいという意見を目にしたので

全文表示

争いが絶えない世界で神々は考えた
共通の敵として生み出したモンスターに全ての憎しみと怒りを一身に引き受けさせて多種族たちを団結させようと。それが俺の役割だった


役割を果たしたはずの俺は消えるはずだったが、目を覚ますと人間の少女になっていて────

※1話目のみ設定の都合で暗い話になりますが、基本的にそれ以降はゆるふわファンタジーとなりますのでよろしくお願いします

全文表示