王太子レナートは、しきたりに従い、王国に張り巡らされた結界の張り直しをやり遂げた聖女と結婚をするはずだった。
　しかし、異世界の「ニホン」という場所から呼び寄せた聖女は、彼をお気に召さないらしく、婚約すら拒まれてしまう。
　聖女と結婚し、子を成さなければ、国王となる資格を失う彼は、友人の助けも借りて、彼女を振り向かせようとするのだが、聖女はとんでもないことを言い出した。

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　エスメラルダは、かつて聖女と呼ばれていた。しかし、本当にこの国が何もかもダメだと痛感したエスメラルダは聖女の祈りを放棄して、聖女を解任されたのだ。彼女は、大喜びで実家に帰り、おでこにあった聖女の印を術者に消してもらうことに成功した。
　エスメラルダは平穏な生活を送っていたのだが、ある日突然、実家に王宮から呼び出しの手紙が届いた。
　その用件とは……まさかのお金の無心！？
　実家のダドリー家は、それに応えることにするが、その裏には狙いがあって……。

【この作品は、短編の『国を憂える聖女様、悪女になる』の続編です。シリーズから飛んでいただけます。もしよろしければ、短編もどうぞ】

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　第一騎士団所属のエヴァンは、監察官として第三騎士団を訪れる。
　そこで出会った第三騎士団の女性副団長は、男をたらし込んでいると社交界で噂の人物だった。
　エヴァンは彼女に惹かれていくが、男としては見られていないと思っていたら……。

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　この作品は、連載中の『前世の記憶持ちの女伯爵は、嫁ぎ先の国で夫を皇帝にする事にした』という作品の前日譚となります。

　この作品だけでもご覧いただけます。

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　この国はもうダメだ、と思った聖女様は、好きなことだけをしてから、聖女をやめることにした。
　二年後、無事に聖女を解任されたエスメラルダ。
　光る聖女の印がおでこに残りっぱなしになっていた彼女は、この印を消そうと試みるが？
　

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　惑星の寿命が刻一刻と迫る中、宇宙船パラデア率いる避難船団の出発の時が近づいていた。

　新たな母星を探す旅に、人類は初めて挑もうとしていた。
　

　宇宙を彷徨う巨大船団には、特別な劇場が存在した。
そこで音を奏でられるのは、踊り手である、ある一体のロボットだった。