歴史 完結・全15話

天才インタープリター・伊藤鶴吉(イザベラ・バードを「未踏の旅路」へ導いた男)

東曌 2026/09/26 公開 2026/09/27 00:14 更新

あらすじ

明治十一年。

黒船の煙を産湯に育った二十歳の伊藤鶴吉は、英語は完璧、プライドはエベレスト級の天才インタープリター(通訳者)だ。

派手に稼ごうと目論む彼の前に現れたのは、英国から来た小柄な貴婦人イザベラ・バード。
上品な皮を被った「好奇心のバケモノ」である彼女は、持病の療養(自称)のため、西洋人が誰も通ったことのない東北の泥道、果ては蝦夷地のアイヌの集落を目指すという。

「一日で泣いて逃げ出す地獄です」と突き放し、追い払うために当時の公務員の初任給を遥かに超える【月給十二ドル】をふっかけた鶴吉だったが、逆にその傲慢な自信を気に入られ、不本意ながらも地獄のサバイバル旅へと連行されることに……。二十六歳差の生意気な天才通訳と爆走英国レディ。近代日本の「奥地」をゆく、実在の一次資料に基づいた、一歩先も読めない明治マキシマム珍道中が、はじまる。
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【伊藤鶴吉さんの、お仕事説明】

時代考証:明治11年の「通弁」と「Interpreter インタープリター」通弁(つうべん):単語を右から左へ直訳するだけの簡易な通訳。

居留地の商人や、付け焼き刃で英語を学んだ書生に多く、言葉は訳せても「文化や法律、相手の心理」までは訳せなかったため、外国人に騙されたり、逆に不当な要求を丸呑みしたりしてトラブルが絶えませんでした。

インタープリター(Interpreter):英語の直訳にとどまらず、「相手の意図、現地の法律・習慣、さらには異文化のギャップそのものを解釈(Interpret)して交渉をコントロールするプロフェッショナル」。

アメリカ公使館や一等書記官の元で、国際条約や命がけの交渉の場を修羅場としてくぐり抜けてきた一握りのエリートだけが、自らを「通弁」と区別してこう呼びました。

ポイント

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10/30 1 ±0 0 ±0
10/29 1 ±0 0 ±0
10/28 1 ±0 0 ±0
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「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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