異世界[恋愛]
聖女の奇跡が止まった日
聖女の祈りは、いつも人々を救ってきた。
病は癒え、作物は実り、国は「奇跡」に守られている――そう信じられていた。
だから誰も気づかなかった。
奇跡の裏で、帳簿が赤く染まっていたことに。
「支援金が足りません」
「物流が止まります」
「このままでは、来月――」
私はそれを止めていた。
数字を合わせ、怒りを引き受け、嫌われ役を演じながら。
だが、ある日。
聖女が微笑み、祈ったその瞬間――奇跡は起きなかった。
人々は混乱し、王は狼狽え、
聖女は初めて、自分が「万能ではない」ことを知る。
そして、誰かが呟いた。
「……あの悪役令嬢が、いなくなってからだ」
私はもう、そこにいない。
けれど奇跡が止まった理由を、
国はようやく理解し始めていた。
女主人公 / 悪役令嬢 / 聖女 / ざまぁ / 追放 / 視点切替 / 勘違い / 破滅フラグ / 静かな結末
全12話完結
2026/01/27 19:30更新
4,549字 (379.1字/話) 12%
4,549字 (379.1字/話) 12%
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最終取得日時:2026/02/05 12:05
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