異世界[恋愛]
婚約破棄された幸運貸しの令嬢ですが、庶民の幸運が盗まれていたので返していただきます
王太子から婚約破棄を告げられ、ルシュフォード家が王家に貸していた幸運を回収した伯爵令嬢ルディア・ルシュフォードは、隣国ヴァルシュタイン公国の契約庁で働き始めていた。
ある朝、黒革の手帳に奇妙な名前が浮かぶ。
マルコ・ハント。晴天時に発熱。
パン屋の少年マルコは、雨の日も朝早くから火を入れ、近所の老人に焼きたてのパンを分けるような子だった。けれど王宮の祝福式が近づくたび、晴れの日に限って倒れてしまう。
調べていくと、クラウディア王宮の祝福式を成功させるために、町の人々が積んだ小さな幸運が少しずつ吸い上げられていた。祈りでも奇跡でもない。誰かの毎日の努力を、貴族が祝福の名で盗んでいただけだった。
「幸運は、奪って使うものではありません。返却条件のない貸与は、ただの横領です」
ルディアは黒革の手帳を開き、盗まれた幸運を持ち主へ返す。
女主人公 / 西洋 / ハッピーエンド / ざまぁ / 断罪 / 婚約破棄後 / 偽祝福 / 幸運 / 異世界恋愛 / 主人公最強 / 王宮
短編
2026/06/28 12:00更新
9,722字 59%
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最終取得日時:2026/06/29 12:05
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