異世界[恋愛]
死んだはずの婚約者の名が、十年後の春に届いた。
十年前、戦地で死んだと知らされた婚約者。
待ち続けることも、諦めることも終えたはずの春の日、私のもとにひとつの木箱が届く。
差出人に記されていたのは、もうこの世にいないはずの彼の名。
中に入っていたのは、宝石でも勲章でもなかった。
木の髪飾り、少し欠けた白いカップ、香りの抜けかけた小さな花袋――
どれも、かつてふたりで交わしたささやかな約束や、ありふれた日々の記憶につながるものばかりだった。
そして箱の底に残されていた一通の手紙を読んだとき、私は知る。
彼が最期まで忘れなかったものと、帰れないままでも帰ろうとしていた想いを。
これは、十年越しに届いた小さな箱が、
止まっていた時間をもう一度静かに動かしていく物語。
身分差 / 婚約者 / 死別 / 手紙 / 遺品 / 再会はしない / 一途 / 純愛 / 切ない / 泣ける / じれじれ / ハッピーエンド
短編
2026/03/16 10:56更新
3,848字 5%
3,848字 5%
日間P
48
総合P
250
ブクマ
6
平均評価
8.81
感想数
0
レビュー
0
評価頻度
450%
評価P
238
評価者数
27
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2026/03/24 12:05
※googleにインデックスされているページのみが対象です