《禁呪・チートマジック》で魔王セカンドライフ〜「スライムしか強化できん無能め!」と実家を追放された俺。禁呪に目覚め世界最強の魔王になりました。慕ってくれる可愛い魔族を救うため禁呪で無双します
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「王の前で恥をかかせおって! 貴様のような無能は出て行け!」
人間と魔族が争っている世界。
そんな世界で主人公ベゼルは賢者の家系に生まれ、稀代の魔法を授かると期待されていた。
しかし、王の御前で行われる《魔法契約の儀》にて事件は起こる。
ベゼルが授かったのは【禁呪・チートマジック】。
実際に使用できるのは「スライムを強化できる」という、一見して弱いと思われる効果だった。
しかも禁呪は魔族が扱う魔法だとして、ベゼルは密かに保護していたスライムのレネと共に実家を追放されてしまう。
この時ベゼルの授かったのは世界最強の魔法だと、誰もが気付かないままに――。
そして、王都を出たベゼルを衝撃的な出会いが待ち受ける。
ベゼルが魔法を駆使し、奴隷として捕まっていたメルという魔族の少女を救うと、それは先代魔王の娘だったのだ。
「ぬし様が授かったのは、魔族の王となる者が扱う伝説の禁呪じゃ」
メルが告げた通り、ベゼルは反則的なまでの威力を持つ魔法を次々に習得していった。
かねてより魔族が悪であるという人族の教えに疑問を持っていたベゼルは、その魔法を使って迫害されている魔族を助けながら、徐々に魔族の救世主として崇められていく。
一方、ベゼルを追放した賢者の一族は思い知らされることになる。
追放したベゼルの授かった魔法こそが世界最強の魔法だったのだと。
そして、魔族を駆逐しようとする人族にとって脅威的な存在となるのだと。
これは、伝説の禁呪に目覚めた心優しい少年が、魔族を救いながら魔王としてのセカンドライフを歩んでいく物語である。
旧タイトル
【禁呪・チートマジック】で魔王セカンドライフ〜賢者の魔法を授かれない無能め!と実家を追放された俺。実は世界最強の魔法に適正がありました。迫害された魔族のために力を使っていたら王として崇められています〜
34,886字 (3171.5字/話) 42%